米国ポテト協会ニュースレター 【フードサービス】3月号
今号は、米国ポテト協会 コロラド州デンバー本部から配信されたニュースレターを抄訳してお届けします。
==目次==
■米国の飲食店動向
■米国のポテトメニュー情報
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■米国の飲食店動向
*朝食が復活!朝食の定番メニューやごほうびメニューが、自宅で食事をしていた顧客を呼び戻しています。
2020年12月は、朝食メニューの時間帯の注文は14%の減少にとどまりました。(NRN)
*皮付きフライドポテトが、テクノミックが2022年の新たなブームになると予測した食品の2位に選ばれました。(テクノミック業界インサイト)
*2020年、食品・飲料のサブスクリプション・サービスは前年比25%増加しました。(スマートブリーフ)
*飲食店は再びサステナビリティ(持続可能性)に配慮しています。ニューヨークのファストカジュアル・チェーンのジャスト・サラダは、テイクアウト用の再利用可能なボウルを導入しました。デリバリーにも間もなく導入される予定です。(NRN)
*飲食店はノスタルジックなメニューを展開しています。例えば、マービンズ・フード&フューエルは、バーベキュー・ターキー・ミートローフのホイップ・ポテト添えや、チョコレート・チップ・ブレッド・プディングなど、電子レンジで温めるだけのぜいたくなディナーを提供しています。(レストラン・ホスピタリティー)
*タコベルなどの多くのチェーンも、「チキン・サンドイッチ戦争」に参入しています。(NRN)
*コロナ禍により米国におけるピザの売上は急増しましたが、伸び悩み始めています。
・ドミノ・ピザとパパ・ジョンズは、同一店舗の売上について、2020年序盤の急増とは対照的に2020年第4四半期は減少に転じたことを発表しました。(APニュース)
・MODピザは、オンラインの売上が275%増加したものの、売上全体では5%減少しました。(NRN)
*全米レストラン協会(NRA)が発表した「2021年飲食業界実態レポート」によると、成人消費者の77%が、コロナ禍前よりもテレビや動画を見ながら自宅で過ごしていることが分かりました。この割合は、Z世代では84%に、ミレニアル世代とX世代では79%に上ります。
*ゲーマーは、ゲーム中に玄関先まで配達してくれる食事や軽食を望んでいることが明らかになり、ウェンディーズとウーバーイーツは連携して、ゲーマーを食事と景品に結び付けるキャンペーンを展開しました。(NRA)
■米国のポテトメニュー情報
*3月11日に、タコベルのメニューにスパイシー・ポテト・タコスなどのポテトメニューが復活しました。
*デニーズは、レッドスキンポテトで作ったマッシュポテトの上にポット・ローストをのせ、ローストしたにんじん、セロリ、玉ねぎを添えてブラウン・グレービーをかけた「ママ・ディーズ・ポット・ロースト・ボウル」をパンと一緒に提供しています。(イータリー・パルス・ニュース)
*ミゲルズ・ジュニアの「ポテト・タキートス」は、カリカリのトルティーヤ・シェルでフライドポテトを包み、モントレー・ジャック・チーズとサルサ・ベルデをトッピングしています。(ミゲルズ・ジュニア)
*ポロ・トロピカルは、パン粉をまぶして揚げた鶏むね肉と、スイス・チーズ、ポテト・スティック、マヨネーズ、そして全米プロバスケットボール協会(NBA)のマイアミ・ヒートとのコラボレーションによる新しいスパイシー・ヒート・ソースをキューバ・ロールで挟んだ「スパイシー・クリスピー・チキン・サンドイッチ」をメニューに加えました。(NRN)
*トロッパーズ・ピザは、「ステーキ・アンド・テイターズ・ピザ」をメニューに加えました。ガーリック・ソースをベースに、ウィスコンシン州のモッツァレラ・チーズ、スライスした特上リブロース、ポテト・トッツ、ねぎ、チーズソースをトッピングしています。(NRN)
ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。